【速報】バンサー・サウスとサンウェイ近くにEMCOを発令-2021/06/29

イスマイル・サブリ上級相兼国防相は6月29日夜、クアラルンプール市バンサー・サウス地区の2カ所に「強化された活動制限令（EMCO）」を7月1日から発令すると発表した。期限は14日まで。
封鎖措置が取られるのは、タマン・ブキット・アンカサ地区。この地区はオフィスタワーともなっている「ザ・スフィア」がある敷地の向かいの地区にある。この地区のみで153人が感染しているため、政府はEMCOの発令を決めた。
また、この地区から少し離れたパンタイ・リア地区の低所得者層向け団地もEMCOを適用する。この団地では171人が感染しているという。
バンサー・サウス地区周辺ではパンタイ・ダラム地区のジャラン・クブールで26日から2週間のEMCOが発令されており、この一帯は感染者が増加している。
一方、同相はスランゴール州バンダル・サンウェイ地区周辺の3カ所にもEMCOを発令するとも発表した。同地区近くの団地ムンタリ・コート、国鉄KTMスリ・スティア駅向かいの住宅地SS9A地区一帯、その近くにある外国人労働者向けの寮「パンサプリ・ウェストライト」のそれぞれが7月1日から14日まで封鎖される。なかでも「パンサプリ・ウェストライト」では215人の感染者が出ている。