上級相　共通のSOPを順守するよう求める-2021/06/30

サバ州が標準運用手順（SOP）を独自に緩和させることを打ち出したことについて、イスマイル・サブリ上級相兼国防相は6月29日、不快感を示した。国家安全保障協議会が発表したSOPをどの州も順守すべきだと苦言を呈した。
同州では29日からレストランやカフェでの飲食、書店や理髪店などの再開、一部製造業の稼働を認めるとしていた。しかし、州内では依然として新型コロナウイルスの新規感染者が多く、連邦政府は「強化された活動制限令（EMCO）」を連日、同州に連発している。州民の多くも混乱している様子を地元紙は報じている。
同相によると、28日の国家安全保障協議会会合で同州政府には全国統一のSOPを順守するよう求めたという。
なお、29日6時現在で同州政府からの見解は示されていない。
一方、サラワク州も書店や文房具店の再開を29日から認める一方、午前0時から午前5時までは公共の場に出ることを禁じる措置も出している。