接種センターで従事者200人超が感染-2021/07/14

カイリ・ジャマルディン科学技術・イノベーション相兼ワクチン接種プログラム担当調整相は7月13日、大規模接種センターとなっているスランゴール州のシャーアラム・アイデアル・コンベンションセンター（IDCC）の医療従事者204人が新型コロナウイルスに感染していることがわかったと発表した。同センターは同日に閉鎖し、消毒活動を実施した。
IDCCでは453人が働くが、先に全員の検査を行ったところ、集団感染していることがわかった。同相は「スランゴール州での感染者が多いことから、感染源はわからない」と述べた。クラスター感染の可能性もある。なお、IDCCの従事者らのうち80％はワクチン接種を終えていたという。
このため、7月9日から12日までIDCCで接種を受けた人は、10日間にわたって自己診断をし、症状が出た場合は検査を受けるよう同相は求めた。また、今回感染が認められた従事者らの新型コロナウイルスの検出量は少なかったとも同相は明らかにした。
13日に接種予約が入っていた人に対しては新型コロナワクチン接種タスクフォース（CITF）から予約日の変更を通知したという。14日以降は別のスタッフを派遣して、通常通りの接種を続ける。