ラブアン島　成人人口の80％接種完了-2021/07/28

連邦直轄区ラブアン島ではマレーシア人の成人人口の約80％にあたる5万4800人が2回のワクチン接種を完了した。同島の新型コロナワクチン接種タスクフォースが7月27日に明らかにした。成人人口の80％の接種が完了した地域は国内で初めて。
同島では成人人口の80％の接種完了目標を7月30日としていたが、それよりも早く完了した。
同島でのワクチン接種者数は6月時点でわずか1万4000人。その後、クラスター感染の発生で島中心部などに「強化された活動制限令（EMCO）」も発令され、住民の意識が変わったという。ドライブスルー型のワクチン接種センターの導入で接種が増えたことも同タスクフォースは明らかにした。
同島の保健局のイスムニ・ボハリ局長は「今後少なくとも1～2年はウイルスと共存していかなければならず、家族や友人が接種を受けて、身を守らないといけない」と述べ、未接種の人に接種を呼びかけた。