新型コロナウイルス対策のワクチン接種について過去数週間、政府設置の接種センターや医療機関以外の場所で実施されている、という話しをあちこちで耳にするようになりました。
MTownではこのほど、こうした接種情報を入手、接種にこぎつけた在住の方のお話を聞くことができました。
移動接種プログラム
この接種対応は、Mymedic@Wilayah Mobile Vaccine Truck programmeと呼ばれるもの。
接種に必要な各種機材を積んだトラックが団地や集落などに臨時の拠点を設けて打つ「移動接種プログラム」です。
接種されるワクチンは概ねファイザー製が使われます。
申し込みの受付は、実施の3~4日前のごく短い時間に行われるようです。
今回話を聞いた在住者は、「知り合いから、うちのコンドミニアムの管理人が接種イベントがあるようだと教えてもらったことをきっかけに申し込みを行った」と話しています。
受付を完了すると、受理確認と共に接種時に必要なアンケート用紙、そして実費100リンギの請求の連絡が来ました。
「ワクチンは無料なはずと思っていたのですが、このスキームでは実費必要と聞き、驚きました」
この接種イベントに関しては場所代や接種従事者へのコストなどを接種者が負担するシステムとなっています。
ですから、所定の口座に速やかに支払いを行いましょう。
支払いを終えると、接種前には各自のMySejahteraに対し、「1st dose」を受ける旨のデータがアップされます。
現場の段取りはとてもスムーズ
接種そのものの段取りは極めてスムーズです。当日は身分証明のため、パスポートを持参しましょう。
タイミングによっては、並んで順番を待つことになります。接種が終わったら、10~15分後に2回目の接種日が記載されたカードを渡してくれます。
概ね3週間後の日程が示され、次回も同じ場所で接種を受ける段取りとなります。
なお、手数料の支払いは1、2回目分まとめて100リンギとなっています。
目下、公営の接種センターの案内により受ける接種で使われているワクチンは中国製のシノバックが主流です。
日本では今のところ、中国製のワクチンが認可されていません。したがって、接種受けるか否かの判断を迷う人も多いようです。
Mymedic@Wilayah Mobile Vaccine Truck programmeは接種予定が具体的に示されないのが問題です。
ただ、接種イベントに使われるトラックは数十台あるとのこと。
もし、身近な場所で接種イベントの話が聞こえて来たら、積極的に情報を集めてみることをお勧めします。