【速報】州間移動を許可　ワクチン接種率90％に達成-2021/10/10

イスマイル・サブリ首相は10月10日、これまで禁じられていた州間移動を11日から許可すると発表した。成人人口のワクチン接種率が90％に達成したため。ワクチン接種完了者が対象となる。州越えの移動ができるようになるのは今年1月に禁止措置が出てからほぼ9カ月ぶり。
これに伴い、国内での観光も再開を許可するとも発表した。「強化された活動制限令（EMCO）」は対象外。
首相はまた、ワクチン接種を完了したマレーシア人の海外への観光などの渡航も許可するとも述べた。これまで必要とされていた出入国管理局のオンライン申請「MyTravelPass」で事前申請する必要はないと首相は述べた。こちらも11日から適用される。ただ、帰国する3日前にはPCR検査と帰国後の隔離14日間は必要となるとも説明した。
首相はさらに、依然としてウイルス感染は発生しているため、帰省するとしても標準運用手順（SOP）をしっかりと守るよう求めた。違反者に対してはこれまで通り法的措置を取るとしている。　
首相は先に成人人口のワクチン接種率が90％を越えれば州越えの移動を許可すると発表していた。
ワクチン接種を完了した人が感染するケースが出ているが、無症状または軽症が多いとしてワクチン接種が奏功しているとの認識も首相は示した。最後に、帰省する際は義務ではないが、家族を守るためにも自己検査するよう求めた。