ウムラー巡礼者原因のクラスター16件に-2022/01/13
2022.01.13 コロナ保健省のノール・ヒシャム衛生総監は1月11日、サウジアラビアのウムラー巡礼から帰国した感染者によるクラスター感染が16件に達したことを明らかにした。昨年11月25日から1月11日までの数字。クラスター感染のうち7人が新変異株オミクロン株にかかっていたという。
ただ、6つのクラスター感染の全ゲノム配列についてはまだ結果待ちで、この結果次第でオミクロン株がさらに増える可能性もあると示唆した。
同衛生総監によると、ウムラー巡礼者で感染者が多い理由は、サウジアラビアで「フィジカル・ディスタンシング」やマスクの着用が義務付けられていないことを挙げた。また、帰国してからも標準運用手順(SOP)で定められた隔離をせずに家族や友人らと会っていたことから感染が広がったとも説明した。
ウムラー巡礼者が関与するクラスター感染の濃厚接触者456人を検査したところ、219人が感染していることもわかったという。この219人は軽症または無症状で、中症者以上の感染者はいないとしている。