マレーシアの「コロナ回復指数」、2月は順位落とす-2022/03/06

コロナ禍からの社会・経済の回復度合いを示す「日経コロナ回復指数」によると、マレーシアは、オミクロン株による新規感染者が増えた結果、過去最高だった1月の10位から下落し、2月には67位となった。
121の国・地域が対象となっているこのランキングにおいて、1月31日時点のマレーシアのスコアは67.0となり、過去最高の10位を記録した。2位のカンボジアを除けば、シンガポールなど東南アジア勢をリードしていた。
しかし、2月28日時点の最新指標では、マレーシアは53.0点で67位に後退し、リヒテンシュタイン、ニカラグア、スイスと同じ順位、同じ得点となった。
カンボジアは、1月の2位（78点）から2月の31位（62点）へと順位を落としたが、マレーシアとの差を保ったまま。マレーシアは2月に後退したため、シンガポール（47位、スコア59）の後塵を拝しているが、他の東南アジア諸国、フィリピン（85位、スコア49）、タイ（85位、スコア49）、ベトナム（94位、スコア47.5）、ラオス（96位、スコア47）、ミャンマー（110位、スコア41.5）およびインドネシア（118位、スコア39）を上回っている。