マレーシア航空、半島内フライト全便を運休
2020.04.11 コロナマレーシア航空は4月6日からマレー半島内の都市間フライトをすべて運航停止にした。国内便の運休は会社設立以来初めて。
活動制限令の発令で州を超える移動が事実上禁止されたため、搭乗率が一気に下がった。アフマド・ルクマン最高執行責任者(COO)は運休について「悲しまざるを得ない」と述べた。
同社のマレー半島内での路線はクアラルンプールをハブ(運航拠点)にクアラ・トレンガヌ、コタバル、ペナン、クアンタン、ジョホールバル、アロースター、ランカウィ島を結んでいる。なお、関連会社でスバン空港をハブとするファイアフライはマレー半島内で運航を続けているものの、ほとんどのフライトが止まっている。なお、国内線をめぐっては、すでにエアアジアとマリンドエアが全便を運休している。
マレーシア航空の旅客便は、国際線16路線を運航しているものが日本線を含むほとんどのルートで運航を取りやめている。専門家らは「さらに新型コロナウイルスの感染が広がれば、国際線も全て運休せざるを得ないだろう」としている。