ホームマレーシアニュース日刊経済紙エッジ、紙版を廃刊=コロナ禍が響き

日刊経済紙エッジ、紙版を廃刊=コロナ禍が響き

2020.04.21 コロナ
 国内で経済紙として定評のある日刊『エッジ・フィナンシャル・デイリー』の紙面版が4月21日付で突然廃刊となった。  同紙を運営するエッジ・コミュニケーションズ社のホー・カイタット最高経営責任者(CEO)は同社サイトを通じ、「さまざまなデジタルニュース媒体との競争と、新型コロナウイルス感染拡大による経済封鎖が重なり耐えられなくなった」と廃刊の理由を説明。今後はデイリー版と週末版の2つの電子版のみに特化していくとしている。  エッジは2007年に創刊。ナジブ政権時の2015年、政府系ファンド1MDB疑惑を特ダネとして報じた。しかし、その後に同政権から出版許可をはく奪され、3カ月の休刊を余儀なくされた経緯がある。  マレーシア国内の新聞事情は年々厳しくなり、電子版で生き残りをかける媒体が多くなっている。
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