イポーとペナンのホテル、立て続けに閉業

　ペラ州イポーの4つ星ホテル、キンタ・リバーフロントホテルが４月30日に閉業する。ホテルの経営陣が従業員150人に閉業の旨を伝えたという。 　同ホテルは活動制限令（MCO）発令前から赤字経営が続いていたが、「人々が旅行できない状態で赤字を回復するのはもはや困難となった」と説明。深刻な資金不足が発生しているため、経営陣は閉業を決断した。ただ、国内の観光業界の状況次第では再開もあり得るとしている。 　同ホテルは2011年に開業し、318室の部屋数を誇った。 　イポーでは老舗ホテル、タワー・リージェンシー・ホテルが30日に閉業する。 　また、ペナン州タンジュン・トコン地区にあるジャズホテルも30日に閉業する。ジャズをテーマにしたユニークなホテルで昨年開業。30階建ての255室のホテルだったが、資金調達のめどが立たず、閉業に追い込まれた。 　同ホテルはVHNホテル・マネージメント・グループが運営しているが、このグループ傘下のプナガ・ホテルとジュレジャック・アイランド・リゾートも30日に閉めるもよう。グループは従業員の解雇手続きに入っている。 　3月18日に発令された活動制限令はまもなく6週目に入り、ホテルが立て続けに閉業に追い込まれている。