3月の失業率、過去10年で最悪=コロナ禍受け
2020.05.08 コロナ マレーシア統計局は5月8日、今年3月期の失業率が3.9%を記録したことを発表した。3.6%に達した2010年6月よりも0.3%悪化している水準で、新型コロナウイルスの影響が強く出た格好となっている。なお、今年2月の失業率は3.3%だった。
3月の失業者数は約61万人で、2019年3月は52万1000人にとどまっていた。
労働人口は1523万人で、うち281万人が自営業だという。同局はこの自営業の層が失業のリスクを抱えていると指摘している。
また、第1四半期(1~3月)の失業率は3.5%に達した。15~30歳の年齢層の失業率が最も高く、6.9%に達している。なお、四半期ベースで統計開始以来、失業率が最も悪化したのは2017年第2四半期の3.4%だった。