5月の貿易額は28％減に、収支は黒字に回復-2020/07/01

マレーシア統計局は6月29日、5月の貿易額が前年同月比27・8％減の1150億リンギとなったと発表した。前月比では13・7％減っている。5月の貿易収支は、4月の赤字から一転し104億リンギの黒字となった。
輸出額は前年同月比25・5％減の627億リンギで、5カ月連続の減少となった。1月から5月までの5カ月間の輸出額は3662億リンギで、前年同期比9・7％の落ち込みとなった。
輸出額のうち、工業製品が86・5％を占める。5月は前年同月比23・5％減の542億リンギで、取引の最も多い中国への輸出額は4・5％増の118億リンギとなったものの、主要輸出先であるシンガポールと米国への輸出額はそれぞれ21・9％、9・3％減った。
輸入額は30・4％減の523億リンギと、今年に入って最も大きい落ち込みとなった。うち、工業製品が28・5％減の458億リンギ。国別で見ると、中国（21・7％減）、シンガポール（39・5％減）、米国（16・4％減）とそれぞれ落ち込んでいる。