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第2四半期のGDP、前年同期比17・1%減 -2020/08/15
第2四半期のGDP、前年同期比17・1%減 -2020/08/15
2020.08.15
経済・現地企業
中央銀行バンク・ヌガラ(BNM)は8月14日、第2四半期(4~6月)の国内総生産(GDP)が前年同期比17・1%減となったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大による活動制限令(MCO)の発令により経済活動が停止したことが大きく響いた。 中銀は、多くのセクターにおいて生産活動に制約がかけられただけでなく、外需がほとんどなかったことで、需要と供給にも大きな影響を与えたと分析。さらに、入国禁止や州越え移動の禁止で観光業をはじめとするサービス業も打撃となった。供給面でほとんどのセクターでマイナス成長を記録した。 第2四半期のインフレ率はマイナス2・6%となり、主に小売の燃料価格が昨年と比べて大幅に下落し、また電気料金の払い戻しの影響もあった。価格変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は1・2%とわずかに減速した。 中銀は今後の見通しについて、今年下半期に段階的に回復していくだろうと指摘。小売・卸売売上や製造業の生産量、輸出などで回復の兆しがみられるとしている。今年通年のGDP成長率はマイナス3・5~マイナス5・5%と見通している。一方、2021年の成長率は5・5~8・0%と予測している。
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