首相「原子力発電所は作らない」
2018.10.03 経済・現地企業マハティール首相は18日、原子力の使用は安全とはいえず、原子力発電所の建設はしないと述べた。放射性廃棄物が安全に管理・廃棄できないためで在任中に建設許可は出さないとも語った。
首相は「(2003年に)首相を退任したときに多くの人は原子力発電所の建設を望んでいた」と述べ、そのときまでも危険性を認識していたために原子力発電所の建設許可を認めなかった。しかし、アブドゥラ氏やナジブ氏の首相時代は発電所建設に前向きになっていたとも指摘した。ただ、前政権時には安全性などの問題から建設に凍結はされていた。
原子力は代替エネルギーとして安く作ることができるが、マレーシアでは今後も火力発電などを利用していくとも述べた。(Mtown)