UE型の排ガス規制 導入を2020年に先送り
2018.10.22 経済・現地企業 政府はこのほど、欧州連合(EU)の排気ガス規制「EURO4M」を満たすガソリン「RON95」の導入を当初予定していた今年10月から2020年1月に先送りすることを決めた。
サイフディン・ナスション・イスマイル国内取引・消費者相は、「石油会社と協議を進めるなかで想定したよりも準備期間を要することが分かった」と説明。導入を先送りすることで、現行のガソリン価格に影響を与えることなく、需要に即した供給量を準備することができるという。
同相は加えて、「EURO4M」の仕様を満たすまでには6カ月かかるとの見通しを示した。仕様を満たしてはいないが、来年7月から徐々に「EURO4M」の「RON95」を市場に導入する。価格は、需要に応じて変動する予定だ。
排気ガス規制の基準を満たすガソリンの導入は、空気汚染の防止と健康被害を予防する観点から、2009年に前政権が推進した政策の一つ。(『サンデイリー』5日付)