最低賃金引き上げ　中小企業は猶予対象か-2022/03/22

人的資源省のアワン・ハシム副大臣は3月20日、最低賃金が5月1日から月額1500リンギに引き上げることに関し、中小企業を猶予対象とする可能性があると示唆した。 　 詳細については同省内で議論中で、猶予の対象となる雇用主や従業員数などについては5月1日以降に発表するとも述べた。 　 政府内では中小企業や零細企業の最低賃金引き上げの猶予を検討しているとこれまで地元紙に報じられている。 　 最低賃金は現在、月額1100～1200リンギ（地域による）で、一気に1500リンギに引き上げることが18日に突然発表された。 　 これに対してマレーシア雇用主連盟（MEF）やマレーシア製造業連盟（FMM）は、経済回復に水を差し、事業を廃業する企業も出てくる可能性があるとして政府に不満を表明し、時期尚早とも批判した。