ホームマレーシアニュース1月の景気先行指数、0.02%上昇-2022/03/29

1月の景気先行指数、0.02%上昇-2022/03/29

2022.03.29 経済・現地企業
マレーシア統計局が発表した2022年1月の先行指数(LI)は前年同月比で0.02%上昇した。主に新規企業登録数の増加によるもの。
一方、前月比では1.2%の低下となった。この減少は、主に半導体の実質輸入が0.6%、住宅建設許可戸数が0.5%それぞれ低下した影響を受けている。
マレーシア経済の方向性を示すLIは100.0ポイント以上を維持し、今後数カ月間の景況感の鈍化を示唆している。こうした見通しは、最低賃金が1,500リンギに引き上げられるほか、コロナ禍がエンデミックに移行することでいよいよ国境が開放されるのに沿ったもので、消費の増加と内需のサポートが期待される。ただ、下振れリスクとして、ウクライナ危機と中国の主要都市のコロナ規制による封鎖が挙げられる。
経済状況を見ると、2022年1月の一致指数(CI)は5.5%上昇。前月比でも2.5%の上昇を記録し、LIと同じ傾向を示している。これらは製造業の稼働率、小売業の数量指数、従業員積立基金への実質拠出金がいずれも上向いたことによる。
また、遅行指数(LG)は4.8%上昇した。
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