エアアジア、99％のキャンセル分払戻しを完了-2022/03/31

格安航空会社（LCC）のエアアジアは、コロナ禍のあおりで搭乗できなかった顧客などに対する過去2年間の返金要請について、その99％以上を解決したと明らかにした。
グループ最高経営責任者（CEO）のボー・リンガム氏は「コロナ禍以前、当社は年間1億人近い旅客を乗せていただけあり、ピーク時には毎日平均約20万件にも達する問い合わせがあった。パンデミックの発生以来、500万人以上の顧客とコンタクトし、キャンセルされたフライトに関するリクエストの大半を、クレジット決済、現金払い戻し、フライトの変更で解決した」と説明。これまでに300万件以上の予約に対して、現金による払い戻しや金券を提供。2020年以降の返金要請の総額は合計で18億米ドルだったという。
現金での返金要請のうち、99％以上が解決済みとしながらも、まだ0.8％相当に当たる1466万米ドルのみが手続き中と説明。今後数カ月内での解決に向けて努力するとしている。