今年のGDP伸び率6％と予測＝アジア開銀-2022/04/07

アジア開発銀行（ADB）は、マレーシアの今年の国民総生産（GDP）の伸び率が6％、2023年には5.4％との予測値を発表した。6日に発表された見通し報告書で明らかにした。 　 今年と来年は堅調な消費者マインドや活発な小売業、所得増加などで民間消費は平均5.3％の伸び率で推移する。 　 2021年第4四半期から景況感は改善しつつあり、景気動向統計では2021年10月から2022年3月の間は改善してきていると説明。サービス業が主な成長ドライバーとなるとしつつも、製造業は回復しつつある輸出に支えられているため、工業製品の販売による成長は緩やかなものになるだろうとの見通しをも示した。 　 マレーシアのインフレ率は2022年は3.0％、2023年は2.5％になる見通し。 　 このほか、東南アジア全体のGDP伸び率は2022年に4.9％、2023年が5.2％と予測。2022年の伸び率予測が最も大きいのはベトナムの6.5％。一方、最も低いのはミャンマーのマイナス0.3％と予測している。