2月の貿易統計、引き続き上昇基調に-2022/04/17

先にマレーシア貿易開発公社（MATRADE）が発表した2022年2月の貿易統計によると、引き続き上昇基調を維持し、貿易、輸出、輸入、貿易黒字で2桁の伸びを記録した。これはいずれも2月として最高値を示している。
貿易額は前年同月比17.5％増の1,847億5,000万リンギとなり、13カ月連続で2ケタ増となった。
輸出は2月として初めて1,000億リンギを突破し、16.8％増の1,022億7,000万リンギで、7カ月連続の2桁増となった。
輸入は18.4％増の824億8,000万リンギ。一方、貿易黒字は10.7％増の197億9,000万リンギに拡大している。
輸出の増加は、世界的なデジタル化の流れにより電気・電子製品（E&E）の出荷が増加したことや、パーム油の価格上昇によりそれを原料とする農産物の出荷が増加したことが寄与している。ASEAN、中国、欧州連合（EU）、日本をはじめとする主要市場向けの輸出は2桁の伸びを記録した。
貿易統計を前月比でみると、2月は実働日数の短いことに加え、旧正月があったことによる影響により、貿易、輸出、輸入はそれぞれ9.2%、7.9%、10.8%減少した。一方、貿易黒字は6.6%増加した。