経済動向示す先行指数、2月はマイナス0.5％

向こう4~6カ月の経済動向を示す、2022年2月の年間景気先行指数（LI）は、マイナス0.5％と低調な結果となった。 これは、株式市場に対する慎重な投資家心理が影響しており、ブルサ・マレーシア工業指数の下落傾向が反映されている。
しかし、前月比のLIは0.5％に上昇している。これは主に「その他の貴金属・その他非鉄金属」の実質輸入が0.6％、「半導体」の実質輸入が0.4％、ブルサ・マレーシア工業指数が0.2％がそれぞれ上昇したことが大きく寄与しているため。
現在起きている国際的な危機は、貿易、インフレ、金融市場を通じて世界経済の成長にさらなる圧力をかけており、ひいてはマレーシア経済の成長見通しを狂わせる可能性もある。
2月の経済活動を表す一致指数（CI）は、前年同月から6.4%拡大し、その成長を維持した。