マレーシア統計局が発表した、向こう4~6カ月の経済動向を示す
、2022年5月の景気先行指数(LI)は、2.2%のプラス
となった。4月のマイナス0.5%からプラスに転じたことになる
。
これは、プラチナを中心とした輸入需要により、「その他貴金属・
非鉄金属」の実質輸入額が増加したのが主な要因とされる。
前月比では0.4%増となった。これは、住宅建設許可件数が1.
2%、その他貴金属・非金属の実質輸入額が0.2%、
新規企業登録件数が0.1%いずれも増えた。
統計局は「LIは2022年5月に良好なパフォーマンスを示し、
長期トレンド指数は継続的に100.0ポイントを上回り、
今後数ヶ月間は経済の見通しが明るい」と予想。今後、「
持続的な経済成長には、
政府による効率的かつ効果的なインフレ管理が欠かせない」
としている。
現在の経済全体のパフォーマンスを測定する一致指数(CI、Co
incident Index)は、4月の前年同月比 5.3%から5月は6.4%
を記録した。前月比では、0.8%の上昇となった。