輸出は8ヶ月で1兆リンギの大台を突破 8月の貿易統計、黒字幅が縮小
2022.09.24 経済・現地企業マレーシア外国貿易開発公社(MATRADE)が発表した2022年8月の貿易統計によると、貿易高、輸出高、輸入高ともに2桁の伸びを記録した。貿易高は前年同月比56.7%増の2,657億4,000万リンギとなり、19カ月連続で2けたの伸びを記録した。
輸出は48.2%増の1,413億3,000万リンギで、13カ月連続の2ケタ増となった。輸入は41.9%増の1,158億8,000万リンギ、貿易黒字は67.6%増の1,244億1,000万リンギに拡大した。その結果、貿易黒字は19.9%減って169億2,000万リンギに縮小した。
輸出の増加は、電気・電子製品、石油製品、パーム油およびパーム油を原料とする農産物、液化天然ガス(LNG)、光学・科学機器などの出荷が増加したことが要因。なかでも、石油製品、LNG、光学・科学機器の輸出額は月別統計で最高を記録した。主要貿易相手国であるASEAN、中国、米国、欧州連合(EU)、日本への輸出は2桁の伸びを記録した。輸出額で最も高かったのは日本向けだった。
なお、前月と比べると、貿易額、輸出額、輸入額、貿易黒字が5.2%、5.4%、5.0%、8.6%いずれも増加している。