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9月の製造業PMI 50を割り込む

9月の製造業PMI 50を割り込む

2022.10.06 経済・現地企業
2022年9月のS&P グローバル・マレーシア製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.1となり、8月の 50.3から下落、景気の分水嶺となる50.0を下回る結果となった。この数値は過去1年間で最低。
第3四半期の平均値が50.0を上回れば、マレーシアの国内総生産(GDP)成長率は前年同期比5%強の拡大となると期待されたが、それと比べて失速、第2四半期の状況からは勢いが失われたことになる。
S&Pは、最新の調査期間において勢いが失われた主な要因は、「顧客需要の減退」が報告されていることだという。9月の「新規受注」が減少し、5ヵ月連続の拡大が終わった。同様に、「輸出の新規受注」も国際的な需要の低迷を背景に鈍化した。
需要不足から製造業は2ヵ月連続で生産を縮小し、その縮小幅は3月以来の速さに加速している。
S&P Globalのエコノミクスディレクターであるアンドリュー・ハーカー氏は「世界の製造業が厳しい状況にあるため、マレーシア企業の需要や生産が頭打ちとなり、今年初めに見られたような経済回復が勢いを失いつつある」と分析している。
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