CPTPP 11月29日に発効へ＝通産相

アズミン・アリ通産相は10月6日、日本も含めた環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定（CPTPP）がマレーシア国内での関連法改正が整ったため、11月29日に発効すると国会で述べた。
マレーシア政府は2018年3月にCPTPPに署名していたが、国会での批准に時間がかかった。CPTPPはこれまでに日本を含む8か国が批准している。
CPTPPの批准により2033年までに関税が100％撤廃される。
同相は関税撤廃への期間が長いことから、どのように対応していくかを財務省と協議するとも述べた。
一方、他の自由貿易協定（FTA）の進捗状況について同相は、マレーシア・欧州連合自由貿易協定(MEUFTA)の交渉が再開される可能性があると述べた。知的財産権などで2012年から交渉はストップしている。
また、ASEAN・中国自由貿易地域（ACFTA）、ASEAN・オーストラリア・ニュージーランド自由貿易地域（AANZFTA）、ASEAN物品貿易協定（ATIGA）の既存のFTAの改善交渉にもマレーシアは積極的に参加しているとも語った。