IMF 今年のマレーシアのGDP5.4%に上方修正
2022.10.13 経済・現地企業国際通貨基金(IMF)は10月12日、2022年のマレーシアの国内総生産(GDP)成長率予測を5.1%から5.4%に引き上げた。
IMFは今年7月に当初の予測5.6%から5.1%に下方修正していたが、3か月ほどで上方修正したことになる。
一方、来年のマレーシアの成長率は4.4%に落ち込むと予測。こちらは7月時の予測から0.3%引き下げた。
IMFはまた、2023年の世界経済は米国、欧州連合(EU)、中国で失速が続くと警告。世界の成長率も7月の予測値2.9%から2.7%に引き下げた。ロシアによるウクライナの侵略戦争の影響が長引き、インフレが拡大し、中国の経済減速で、来年の世界経済は引き続き厳しいとも指摘した。
2021年の世界のインフレ率は4.7%だったが、今年通年は8.8%に上昇するとも予測。2023年は6.5%、2024年は4.1%との見通しも示した。