中銀、更なる利上げへ=4回連続
2022.11.01 経済・現地企業中央銀行のバンク・ネガラ・マレーシア(BNM)は、11月3日に行われる金融制度理事会(MPC)で政策金利を4回連続で25ベーシスポイント引き上げる可能性が高まっている。これはインフレ上昇リスクが継続中な上、通貨安を支えるため。これで金利は2.50%から2.75%となる。
BNMは、インフレ率が2%から3%の目標範囲内であるにもかかわらず、リンギが値下がり傾向にあったことから、5月に利上げを開始した。それ以来、インフレを抑制するために合計75ベーシスポイントの利上げを行っている。
9月のインフレ率は8月の4.7%から4.5%にわずかに減速したが、堅調な内需と緩和的な金融政策がリスクとなり、9月にはコアインフレ率が史上最高水準まで上がってしまった。