11月の製造業PMI、47.9に低下
2022.12.03 経済・現地企業マレーシアの製造業は、2022年の最終四半期半ばにさらに減速し、需要の減退が最新の調査データの中心的な特徴であるとS&Pグローバルは述べている。
ビジネスデータの調査を行なっているS&Pグローバルは、2022年11月のマレーシア製造業購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)が47.9となり、10月の48.7から低下したと明らかにした。景気判断の分岐点となる50を引き続き下回っている。
S&Pグローバルは、「最新の数値は、2021年8月以来最も強い業況の減速がより顕著であることを指摘している」と述べた。
また、今回のPMIの値から、マレーシアの今年の通年GDPは前年比約5%プラス程度と見なすことができる。その結果、2022年第3四半期(7~9月)よりも成長が鈍化していることを示唆する。
S&Pグローバルによると、ヘッドラインの数字と同様に、11月には需要減退の兆候が見られ、受注量はさらに勢いを失っている。
この減少は過去15ヵ月で最も急激なもので、根本的な需要状況が弱まったことに起因する。マレーシアの製造業は、国際販売量について同様の傾向を示している。新規輸出受注はこの数カ月で5回目となり、しかも堅調なペースで減少している。