1月の製造業PMI、引き続き50割れ
2023.02.11 経済・現地企業英国のビジネス調査会社S&Pグローバルは、2023年1月のマレーシア製造業購買担当者指数(PMI、季節調整済み)は46.5となり、2022年12月の47.8から低下。引き続き、景気の分水嶺となる50.0を下回る結果となった。
この数値から、2022年年末の製造業生産と国内総生産(GDP)の伸びの緩やかな減速が、新年に入っても持続していることを示唆する。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミスト、ウサマ・バッティ氏は「1月の製造業の需要や生産が全体で厳しい状況にあり、経済状況が依然として穏やかであることを示す兆候が見られる」と説明。「雇用が再拡大で、企業が仕事量を維持し、需要が勢いを取り戻せば、将来的に生産量を拡大するための基盤を整えることができる」とする一方で、「材料不足、港湾の混雑、配送の問題が正常化し、納期が3年ぶりに短縮された。材料の入手しやすさが向上したことも、2020年6月に始まった現在の一連のインフレの中で、投入価格の上昇が最も穏やかだった」と述べている。