1月の鉱工業生産、1.8%拡大
2023.03.14 経済・現地企業マレーシア統計局が発表した2023年1月の鉱工業生産は前年同月比1.8%の拡大となった。
2022年12月の2.8%上昇より伸びが減速したものの、依然としてプラス傾向を維持している。
今回の結果は、製造業が1.3%拡大したものの、電力が4.3%縮小したことによるもの。ただ、鉱業生産は5.9%と拡大した。
前月比では、2.3%の縮小。前月0.6%の縮小よりさらに落ち幅が加速している。
製造業の伸びの減速は、世界の半導体産業の減少傾向に伴い、輸出型産業の鈍化が重荷となった。
一方、コークス・石油精製品製造は11.0%、植物・動物油脂製造は8.3%と急速な拡大がみられた。
鉱業部門の生産高拡大は、原油・コンデンセート指数が8.0%、天然ガス指数が4.5%といずれも高い伸びを示したことによる。
一方、電力指数は、22年12月に2.2%の縮小を記録した後、2023年1月に4.3%縮小を記録し、2か月連続の下落となった。