マレーシアのQRコード決済、シンガポールのPayNow QRに対応

マレーシアの銀行口座や電子決済などで利用できるQRコード決済「DuitNow QR」が、シンガポールのQRコード決済「PayNow QR」への対応を開始した。
これを利用した現地での支払いが可能となった。
大手銀行メイバンクのウェブサイトによると、同行のアプリ「MAE」でシンガポールのPayNow QRを読み取るとシンガポール・ドルで支払い金額を入力するよう表示される。
支払い確認画面にはシンガポールドルとマレーシア・リンギの両方の金額が表示され、決済額が250リンギ以上の場合は支払いの承認が必要になる場合がある。
これは、中銀バンク・ネガラ・マレーシア（BNM）とPayNetが実施する、地域各国のQR決済システムを連携させる計画「Project Nexus」の一環。
BNMは、2022年の年次報告書に「QR決済の二国間越境決済連携をすでにタイやインドネシアと確立している」と記載している。