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中銀のバンク・ネガラ・マレーシア(BNM)が発表した2023年第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP)は、前年同期比5.6%増となった。
主に内需の拡大によるもので、4.8%増としたアナリスト予想の中央値を上回った。
なお、前の四半期からの伸び(季節調整済み)は、0.9%となっている。
BNMは第1四半期について、「雇用の力強い伸びと賃金の継続的な拡大という労働市場のさらなる改善で、民間消費支出が支えられた」と説明。「国内の投資活動は、生産能力の拡大と複数年にわたるプロジェクトの継続的な実施によって下支えされている」としている。
一方、インバウンド観光客の復興により、サービス輸出を押し上げたことで財の輸出の伸びの鈍化を一部相殺した。
BNMは、2023年の見通しについて、「マレーシア経済は堅調な内需に牽引され、年率の伸びは4%から5%」と予測。「雇用と所得の改善、および複数年プロジェクトの継続的な実施が、消費と投資活動を支える」「インバウンド観光の増加により、高付加価値サービス産業が活性化する」との見方を示す。