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スイスのビジネススクール国際経営開発研究所(International Institute for Management Development、IMD)がこのほど発表した2024年スマートシティランキング(Smart City Index、SCI)によると、クアラルンプールは世界の調査対象142都市中73位となった。前回の89位から順位を大きく上げた。
これは2019年から毎年、IMDがシンガポール工科デザイン大学(SUTD)と共同で発表しているもので、世界各地の主要都市で市民に対する聞き取り調査を実施。各都市についてインフラ、サービス、テクノロジーなどの分野をAAA~Dで評価しランク付けしているもの。
SCI報告書によると、クアラルンプールはオンラインでのチケット購入の容易さや、オンラインの求人リストのアクセシビリティが仕事を見つけやすくしている点などに優位性があるとしている。さらに、「オンラインでの医療機関の予約が通院に対する利便性を向上させた」「オンラインでの交通運行状況表示やとチケット販売により、公共交通機関の利用をより容易にした」といった点について評価を与えている。
報告書は一方でクアラルンプールの欠点についても詳述。交通渋滞、汚職、大気汚染、手頃な価格の住宅が少ないーーといった項目が最も懸念される問題だと指摘している。
なお今年のランキング1位はスイスのチューリッヒで5年連続。ついで、オスロ、キャンベラ、ジュネーブ、シンガポールの順となっている。