「HIDEによるホットスポット発表を止めよ」小売業界が訴え-2021/05/10

先に運用を開始したホットスポット識別早期警報（HIDE）システムに対し、ショッピングモールや小売業者が「情報が不正確かつ実施は時期尚早である」として、新たな「ホットスポット」の発表を止めるべきと主張している。
HIDEシステムは、追跡アプリ「MySejahtera」を通じて上がってくるデータを使いウイルス感染リスクがある場所として特定されると、リストに挙げられたその日から3日間閉鎖を求められる。対象となる場所の発表は、国家安全保障会議（NSC）による決定後、政府によって行われる。
こうした状況について、ショッピングモールや小売業者は予告から実施までの期間が短すぎることから、ビジネスへの損失が大きすぎると政府に対し再考を求めている。また、これまで、新型コロナウイルスの陽性となった人々の感染場所のうち、商業施設は全体の5%を下回っているという。
政府への訴えは、マレーシアショッピングモール協会、マレーシア小売業者協会、マレーシア小売チェーン協会、ブミプトラ小売業者組織の4つの同業者団体から行われた。