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米国 トップグローブ製手袋468万枚を差し押さえ-2021/05/14
米国 トップグローブ製手袋468万枚を差し押さえ-2021/05/14
2021.05.14
経済・現地企業
米国の税関・国境警備局(CBP)は5月12日、世界最大手の地場手袋製造会社トップ・グローブの手袋468万枚を差し押さえたと発表した。ミズーリ州カンザスシティーの港で差し押さえられた同社のラテックス製手袋が強制労働によって生産されたためとしている。
同局は今年3月29日、国内のすべての港湾に対して同社製の手袋の輸入を差し押さえるよう指示。今回の措置はそれに沿った差し押さえ。 同社の生産過程において借金により労働者を同社側が拘束したり、過剰残業、身分証の取りあげ、住居環境の劣悪状況など強制労働の事実の証拠を同局が挙げている。同局は強制労働によって生産された製品の輸入は一切認めないと説明していた。 同社製の手袋が米国で差し押さえられたのはこれで2回目。5月4日にオハイオ州クリーブランドでニトリル製手袋397万枚が同様の理由で差し押さえられた。 同社は3月30日に「強制労働の事実はない」と主張していたが、その後に労働者の身分証取り上げなどの事実を認め、是正措置を取ったとしている。国際労働機関(ILO)が示す強制労働の11項目すべてにおいて今年4月の時点ですべて合格となったとも同社は今月5日に発表。昨年10月の時点ではほとんどが不合格になっており、同社が今月5日に発表した声明で米国側が主張した通りの結果も判明した。
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