ホームマレーシアニュースサバ州 デング熱防止「自滅トラップ」キットを導入へ -2021/05/14

サバ州 デング熱防止「自滅トラップ」キットを導入へ -2021/05/14

2021.05.14 経済・現地企業
サバ州保健局は5月13日、デング熱ウイルスをもつ蚊を退治する「マレーシア製蚊の自滅トラップ(MyMAT)」キットを導入することを明らかにした。   蚊の繁殖地が多いサンダカンで試験的にまずは導入する。   MyMATは容器に水と真正細菌の一種であるバチルス・チューリンゲンシス(Bt)の粉末を水に混ぜ、住宅のトイレや靴箱などに置いて蚊を誘き寄せるもの。メスの蚊が卵を産むために飛来してくると水の入った容器の入口に粘着性のテープが貼ってあり、そこに止まると蚊は動けなくなる。さらに、羽をばたつかせている間にフェロモンを発するため、オスの蚊も誘き寄せるのだという。   テープに蚊が貼りつかず、水に卵を産んだとしてもBtを含んだ水は一切の幼虫を殺すため、新たに蚊が産まれることはない。   液体は周囲の温度にもよるが、一回あたり3カ月ほどもつ。1個あたり16~20リンギで販売されている。   この製品は医療研究所(IMR)が開発したもので、2006年に特許を取得している。     同州政府は導入して実績があれば、他の地区にも設置していきたい方針だ。
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