ホームマレーシアニュース2020年の貧困率 新型コロナで8・4%に上昇-2021/06/21
2020年の貧困率 新型コロナで8・4%に上昇-2021/06/21

2020年の貧困率 新型コロナで8・4%に上昇-2021/06/21

2021.06.21 経済・現地企業
ムスタパ・モハメド首相府相(経済担当)はこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で貧困率が8・4%に上がったことを明らかにした。2019年の貧困率は5・6%だった。
同相は「パンデミックの影響で国民の収入が途絶え、特に(所得下位40%にあたる)B40グループや弱い立場にある人たちの世帯をさらに貧困に追いやっている」と指摘。所得だけでなく、健康や教育、基本的な設備といった点での貧困が依然として存在するとも述べ、政府内で「貧困撲滅会議」を設置することも明らかにした。政府関係者、民間企業、市民団体、学識経験者の代表者をメンバー据える。貧困撲滅のための戦略を議論して策定していくとも同相は説明した。
政府が発表した「2019年貧困ライン収入」では2016年に貧困層は7・6%(52万5743世帯)だったが、2019年には5・6%(40万5441世帯)にまで下がっていた。特にブミプトラ層の貧困率は大きく減少していたが、2020年のは2016年を上回る数字となり、政府は危機感を募らせている。
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