雇用主連盟　全面ロックダウンの解除を要請-2021/06/24

マレーシア雇用主連盟（MEF）は6月23日、「全面ロックダウン」を即座に解除するよう政府に要請している。
MEFのシェド・フサイン会長は「昨年3月からの活動制限令（MCO）は事業への影響が大きく、多くの企業が閉鎖し、人員削減や収入源に陥っている」と指摘。特に今回の「全面ロックダウンでの制限措置と標準運用手順（SOP）は中小企業にとって深刻なダメージを与えている」と述べた上で、すべての経済セクターの再開を政府に求めた。
また、零細企業の中には回復不可能なレベルで苦しんでいる企業もあり、早急な支援が必要とも指摘。人々の生活を優先するよう求めた。
同会長は政府の感染防止対策に理解を示した上で、新型コロナウイルスが流行する可能性はまだあり、インフルエンザやデング熱のように長期に共存していくことを学ばないとならないとの政府の見解に同調もした。
「全面ロックダウン」は28日までの期限だが、政府の対応に注目が集まる。