モラトリアム期間中　銀行が遅延損害金免除-2021/06/30

ムヒディン首相が個人債務者らに対して融資の支払い猶予を6カ月間設けたことを発表したことに伴い、トゥンク・ザフルル財務相は6月29日、「この期間中に銀行は金利や遅延損害金を免除することで同意した」と述べた。
首相は28日の緊急経済対策の発表で、すべての個人債務者と零細起業家に対して6カ月間の支払い猶予期間を付与すると発表していた。
財務相は、各行で融資スキームが異なるため、借り手側は各行と相談した上で支払い猶予手続きをするよう求めた。また、銀行側が支払い猶予期間中に金利を上げたり、遅延損害金を科してきた場合は財務省に苦情を申し立てるよう国民に求めた。
政府は銀行側に「全面ロックダウン」の影響を受けた借り手の支払い猶予を煩雑な手続きなしに自動で承認することも求めている。