9月は引き続き輸出が好調=MATRADEの貿易統計-2021/10/30
2021.10.30 経済・現地企業マレーシア外国貿易開発公社(MATRADE)が10月28日に発表した2021年9月の貿易統計によると、同月も引き続き好調を維持し、貿易額、輸出額、貿易黒字額でいずれも月別最高額を更新した。
輸出と輸入を足した貿易額は、前年同月比で25.5%増の1,954億リンギに拡大し、2021年2月から8カ月連続で2けたの伸びを記録した。輸出高は1,108億3,000万リンギで、前年同月比24.7%増加した。 一方、輸入は26.5%増の847億リンギだった。その結果、貿易収支は261.3億リンギの黒字となり、黒字幅は19.1%伸びている。
輸出が好調な要因は主に、石油製品、金属製品、パーム油およびパーム油を原料とする農業製品、電気・電子製品(E&E)の堅調な外需によるもの。金属製品、パーム油およびパーム油を原料とする農産品、電気・電子製品の輸出額は、これまでの月次最高額を記録した。
一方、国と地域別の輸出を見ると、ASEAN、中国、米国、日本向けがいずれも2桁の伸びを記録。中国向けの輸出額は月別統計で過去最高となった。