コタキナバルにスカイトレインの建設計画-2021/12/15

サバ州のブン・モクター州副首相は12月13日、コタキナバルにスカイトレインの建設計画を明らかにした。民間企業4社と11月29日に計画に関する覚書（MoU）を締結したとも述べ、今後環境影響調査などを行う。 スカイトレインの路線の全長は25.5キロ。工期は2期に分け、1期目工事ではコタキナバル国際空港から市の中心部と複合商業開発地として建設されるジェッセルトン・ニューシティーまでの10.5キロ。建設には3年を要し、建設費は10億リンギとされる。ジェッセルトン・ニューシティーはコタキナバル北部のサバ国際コンベンションセンター（SICC）近くに建設される予定で、面積は64ヘクタール。 2期目はジェッセルトン・ニューシティーからマレーシア・サバ大学（UMS）やリカス地区の商業・住宅地までの15キロ。こちらも工期は3年となり、建設費は14億リンギに達する。州政府は千葉県千葉市に走る千葉モノレールのような懸垂式電車をイメージしているようだ。 同副首相は「このプロジェクトはサバ州全体の利益になる」と強調。ただ、市民団体からは建設前に市民の公聴会を開くことを求めており、州副首相はその意向も受け入れたい考えを示した。