クラン港の年間コンテナ取扱、今年は19年の記録上回る-2021/12/30

ウィー・カーション運輸相は12月29日、クラン港の年間コンテナ取扱量が1364万TEU（20フィート換算単位、12月28日まで）となり、コロナ禍前の2019年の1358万TEUを上回る記録的な取扱量となったと明らかにした。
今年のコンテナ輸送をめぐってはコロナ禍に加え、コンテナ不足、港湾混雑、直近では悪天候による波及効果など多くの課題があったと説明。それにもかかわらず、2021年は2019年の記録を上回ることができたとしている。
同運輸相はさらに「6月の港湾・物流部門労働者へのワクチン接種プログラムの展開は、業界がフル稼働を再開するための保証と保護について担保できた」と述べた上で、成功の要因は、クラン港の物流関係者とクラン港公社を中心とした政府機関のコミットメントと協調的な努力によるものであると指摘している。