例年なら便数世界一のKL~シンガ間、21年は1,407位に転落-2022/01/01
2022.01.01 経済・現地企業世界を飛び交う国際線フライトのうち、便数ベースで世界最多を誇っていたクアラルンプール~シンガポール区間が、2021年の全世界ランキングでは1,407位にまで転落した。航空業界の時刻表や統計を扱うOAGの資料から明らかになった。
OAGのデータを分析したところ、コロナ禍による国境規制とさまざまな入国要件が必要とされたことから、フライト数上位50路線のうち49路線が国内線で占めた。唯一の国際線はカリブ海に浮かぶサン・バルテルミー島(フランス領)とセント・マーチン島(オランダ領)を結ぶ15分のフライトであることが判明した。ちなみにセント・マーチン島の空港は、ビーチの真横に滑走路のエンドがあり、ジェット機エンジンから出る爆風で「人が飛ぶ」ことで知られる。
クアラルンプール~シンガポール区間はコロナ禍前の2019年には約3万1,000便が運航。しかし2021年には年間で3,800便の運航にとどまった。