証取、21年の新規上場件数は29社に-2022/01/04

証券取引所のブルサ・マレーシアは、2021年の新規上場件数が前年の19社からは29社に増加したと明らかにした。内訳は、メイン市場に6件、新興・成長企業向けのACEに11件、資金調達市場であるLEAPに12件となっている。なお、2019年の上場件数は30社だった。
取引所の上場企業数は、前年の936社から2021年には949社に微増した。メイン市場は763社、ACEは142社、LEAPは44社で構成されている。
市場関係者にとって、2020年には新型コロナウイルスの感染拡大（パンデミック）が主要なテーマで、パンデミックに起因する移動規制が世界経済とビジネスの成長に影響を及ぼした。一方、昨年2021年については、世界的にワクチン接種が進んだにつれ、経済やビジネスの正常化が期待され、それゆえ世界市場の景況感も改善されるとの見方もあった。