MATRADEの11月貿易統計、引き続き好調に-2022/01/04

マレーシア外国貿易開発公社（MATRADE）が発表した2021年11月の貿易統計によると貿易高は前年同月比34.9％増の2055億リンギとなり、2カ月連続で2000億リンギを超えた。2021年2月から10カ月連続で2ケタ増となっている。
輸出高は32.4％増の1,122億リンギで、15カ月連続でプラスとなっている。一方、輸入高は38％増の933億リンギに達した。この結果、貿易黒字は10.5％増の189億リンギとなった。
輸出高の拡大は、電気・電子製品、石油製品、パーム油およびパーム油を原料とする農産物などの品目が好調だったため。国や地域向けで見ても好調で、ASEAN、中国、米国、欧州連合（EU）、日本向け輸出がいずれも2桁の伸びを記録した。うち、ASEANと米国への輸出は、月間で過去最高となった。
前月比でみると、貿易高が1.5％、輸入高が5.9％増加した一方、輸出高は1.9％減少、貿易収支の黒字は28.1％減っている。