ホームマレーシアニュース東海岸鉄道のスランゴール州区間がようやく着工に-2022/01/15
東海岸鉄道のスランゴール州区間がようやく着工に-2022/01/15

東海岸鉄道のスランゴール州区間がようやく着工に-2022/01/15

2022.01.15 経済・現地企業
東海岸鉄道(ECRL)のスランゴール州工区(ゴンバク~ポートクラン間)が、ようやく着工の運びとなった。
ウィー・カーション運輸相はスランゴール州政府による着工承認を経て、この区間の工事着手を1月12日に承認したと述べた。
「セクションC2」と呼ばれるこの工区は、パハン州メンタカブから続く全長170kmのセクションCの一部を占める。
着工の承認は、2021年の第4四半期に行われるパブリックフィードバックを得るためのセッション、環境影響評価、社会影響評価、遺産影響評価に関する報告書に基づく。昨年9月から11月にかけて実施された公開アセスメントでは、合計1万2,797人が意見を述べ、そのうち98.87%が今回着工するCセクションの北側ルートに賛成している。
セクションC2には、ティティワンサ山脈を貫く16.39kmに及ぶゲンティン・トンネルの掘削という工事がある。これは完成したら東南アジアで最長の鉄道トンネルとなる見込みだ。
同トンネルを掘削に使われるトンネル掘削機(TBM)2台は、東南アジアで導入されるものとしては過去最大で、カッターヘッドの直径は8.98mに及ぶ。稼働時のTBM全体の長さは266m、重量は1,600トンとなるという。は3月から地下に潜り、条件が良ければ1カ月のつき700mを掘削できる。
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