ホームマレーシアニュース中銀、政策金利を1.75%に据え置き=市場予測通り-2022/01/21
中銀、政策金利を1.75%に据え置き=市場予測通り-2022/01/21

中銀、政策金利を1.75%に据え置き=市場予測通り-2022/01/21

2022.01.21 経済・現地企業
中央銀行のバンク・ネガラ・マレーシア(BNM)は1月20日、政策金利である翌日物政策金利(OPR)を1.75%に据え置くと発表した。これは、金融アナリストによる市場予測とも一致している。BNMは2020年7月、25ベーシスポイント引き下げた後、1年以上にわたって1.75%で維持している。
BNMの金融政策会合(MPC)は声明で、「現在の金融政策のスタンスを適切かつ緩和的とみなしている」と述べた。
また、マクロ経済動向については、コロナ禍の制限措置の緩和に伴い、昨年第4四半期の経済活動が回復したと指摘。その結果、昨年の経済成長率(GDP)は3%から4%の範囲に収まると予測している。
一方で、今年のGDPは「成長がさらに勢いを増す」と指摘。これは、「労働市場の改善と継続的な政策支援の中で、輸出需要の拡大と民間部門の支出の増加によって後押しされる」とその根拠を説明している。
しかし、成長見通しは依然として「下向き」に傾いているという。その理由として、予測よりも世界経済成長の伸び悩み、あるいは混乱が続くサプライチェーンの悪化、新たなコロナ変異株の出現などを挙げている。
さらにBNMは、2021年1月から11月までのインフレ率は年率で平均2.3%だったと明らかにした。今後の見通しについて「燃料の値上がりによる価格の押し上げ効果が解消されるため、2022年の平均インフレ率は緩やかに推移するだろう」と述べている。
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