景気動向を表す先行指数、11月は1.7％上昇-2022/01/26

マレーシア統計局が1月25日発表した、2021年11月の向こう4～6カ月の経済動向予想を表す先行指数（LI、2015年を100として算出）は111.3ポイントと前年同月比1.7%上昇した。10月の0.3%上昇からさらに加速している。
LIの上昇は主に、住宅建設許可戸数の増加によるもの。統計局は、最近の洪水が経済回復に及ぼす影響は限定的であると予想。政府による迅速な支援も被災地の経済活動の回復に寄与すると見ている。
一方、前月比では11月には1.6%上昇となった。10月のマイナス0.9％からプラスに転じている。住宅建設許可戸数と実質通貨供給量（M1）の拡大が主な要因だ。
現在の経済状況を総合的に示す景気動向指数（CI）は、前年同期比3.0％上昇した。コロナ禍における感染予防対策のための封じ込め措置が徐々に緩和され、活発化する経済活動を反映している。