財務相 GSTの再導入の可能性あり-2022/01/27
2022.01.27 経済・現地企業トゥンク・ザフルル財務相はこのほど、2018年に廃止された物品・サービス税(GST)を再導入する可能性があると述べた。
同相は「売上・サービス税(SST)と比べても理論的には税収はほぼ同額だが、GSTでは税逃れが難しい」と指摘。SSTが導入されて以降、GSTを導入していた時期と比べると年間200億リンギの減収になったという。
このため、GSTについては再考するべきと主張したものの、国民次第とも強調。国民が受け入れなければ、政府も政治家もGSTの再導入には否定的になるだろうと語った。
2025年までに国家財政赤字を3~5%に削減する目標を達成させるためには、長期的にはGSTの再導入は重要だと述べた。ただ、国内経済状況が回復しない限りは議論する土台には挙げられないとし、現状で閣議でも議論はされていないとも話した。